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スマートフォンをなくした時の対処法
スマートフォンをなくしてしまった場合、個人情報の漏洩や不正利用を防ぐため、できるだけ早く適切な対応を取ることが重要です。
ここでは、スマートフォンをなくした際に取るべき対応を順番に説明します。
1. まずは落ち着いて探す
スマートフォンが本当に紛失したのか、それとも近くにあるのかを確認します。
・近くにある可能性を確認する
家や職場で置き忘れていないか探す
カバンやポケットの中を再確認する
音を鳴らして探す(サイレントモードでも振動音が聞こえる場合あり)
・別の端末から電話をかける
着信音が鳴る場合 → 近くにある可能性が高い
誰かが出た場合 → 忘れ物として届いている可能性がある
2. 位置情報を使って探す
スマートフォンには、紛失時に位置情報を確認できる機能があります。
・Androidの場合(Googleの「デバイスを探す」機能)
Google デバイスを探す にアクセス
Googleアカウントでログイン
スマートフォンの現在地を確認
遠隔操作で着信音を鳴らす、ロックする、データを消去する
・iPhoneの場合(Appleの「iPhoneを探す」機能)
iCloud.comiCloud.com にアクセス
Apple IDでログイン
マップ上でスマートフォンの位置を確認
サウンドを再生、紛失モードを有効化、データを消去
3. 落とした可能性のある場所を確認する
直前に訪れた場所を思い出し、問い合わせる
店舗・レストラン → 店員に確認
電車・バス → 遺失物センターに連絡
タクシー → 乗ったタクシー会社に問い合わせる
交番に紛失届を出す
「遺失届」を提出すると、スマートフォンが届けられた際に連絡を受けられる
4. 不正利用を防ぐための対策をする
スマートフォンを第三者に悪用されないよう、速やかに対策を講じます。
・回線を停止する
携帯キャリアに連絡し、回線を一時停止する
NTTドコモ:0120-524-360(24時間受付)
au(KDDI):0077-7-113(24時間受付)
ソフトバンク:0800-919-0113(24時間受付)
・クレジットカードや電子マネーの利用を停止
キャリア決済を利用している場合、携帯会社のサポートに連絡し停止
Apple Pay・Google Pay・PayPay・Suicaなどの電子マネーを停止
Apple Pay → Apple IDで管理
Google Pay → Google アカウントで管理
PayPay → サポート窓口に連絡
モバイルSuica → サポート窓口
・SNS・オンラインサービスのパスワードを変更
スマートフォンからログインしていたLINE・Facebook・Twitter・Googleアカウントなどのパスワードを変更
可能であれば、リモートログアウトを実施
5. 見つからなかった場合の対応
探してもスマートフォンが見つからなかった場合、情報漏洩を防ぐために、最終手段としてデータを消去する。
・遠隔操作でスマートフォンのデータを消去
Android: Google デバイスを探す → 「デバイスのデータを消去」
iPhone: iCloud.com → 「iPhoneを消去」
・SIMカードの再発行
携帯キャリアに連絡し、新しいSIMカードを発行(紛失時の対応を確認)
再発行には手数料がかかることがある(約3,000円程度)
6. 事前にできる紛失対策
スマートフォンをなくしても慌てずに済むよう、事前に対策をしておくことが重要。
・画面ロックを設定する
パスコード・指紋認証・顔認証を設定して、不正アクセスを防ぐ
・位置情報を有効にする
Android:「デバイスを探す」をONにする
設定 → Google → セキュリティ → 「デバイスを探す」を有効化
iPhone:「iPhoneを探す」をONにする
設定 → Apple ID → 「iPhoneを探す」を有効化
・クラウドにデータをバックアップ
Google DriveやiCloudに定期的にバックアップを取る
写真・連絡先・LINEのトーク履歴など、消えて困るデータを保存しておく
まとめ
スマートフォンをなくしたら、以下の流れで対応する。
周囲を探し、電話をかける
「iPhoneを探す」または「デバイスを探す」で位置を確認
落とした場所を特定し、店舗や警察に問い合わせる
不正利用を防ぐため、回線・決済サービスを停止する
見つからない場合、スマートフォンのデータを遠隔消去する
事前に位置情報や画面ロックを設定し、バックアップを取ることで、万が一の紛失時も安心です。
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