サブスク詐欺(無料トライアル後に高額請求)の手口と対処法
1.サブスク詐欺とは
サブスク詐欺(サブスクリプション詐欺)とは、「無料トライアル」「初月無料」などと宣伝し、利用者に気づかれないまま自動的に高額な定期課金を発生させる手口です。
解約が極端に難しい、またはサポートが機能していないケースも多く、特に海外の詐欺的なサービスで被害が増えています。
2.サブスク詐欺の主な手口
①無料トライアルの罠
「1週間無料」「初月無料」と宣伝し、クレジットカード情報を入力させる
実は、トライアル終了後に自動的に有料プランに移行する
解約しようとしても、手続きが複雑でできない
②解約手続きができない・難しい
解約ページが見つからない、または英語のみで記載
「解約申請はメールのみ」とされ、問い合わせても返信がない
解約しても課金が継続する(手続きが完了しない)
③高額請求の発生
トライアル後に知らない間に月額課金が発生し続ける
通常のサブスクより異常に高い金額(1万円以上など)が請求される
「年額プランに自動移行」とされ、一括で高額請求される
④SNS広告やアプリストアを利用
InstagramやFacebookの広告で「無料エクササイズプログラム」などを宣伝
スマホアプリの「無料診断」「AI似顔絵」などでクレジットカード情報を要求
実際には高額な課金プランに自動移行
3.サブスク詐欺の見抜き方
「無料トライアル」でもクレジットカード入力を求められたら慎重に
利用規約をよく読み、料金プランや自動課金の条件を確認
口コミやレビューを検索し、被害報告がないか調べる
「解約はメールのみ」「カスタマーサポートが機能していない」場合は危険
公式サイトやアプリストアでの評価を確認し、不自然に高評価なレビューは疑う
海外のサービスや初めて聞く会社のサブスクは慎重に利用する
4.事前にできる対策
サブスク登録時は「仮想カード」や「プリペイドカード」を使用する(本カードの被害を防ぐ)
無料トライアルに申し込む前に、キャンセル方法を確認する
GoogleやAppleの「定期購読管理」からすぐに解約できるか確認する
銀行やクレジットカードの明細を定期的にチェックする
不審な課金があった場合、すぐにカード会社に相談する
5.もしサブスク詐欺に遭ったら
すぐにサービスの解約手続きを試みる(公式サイト・アプリストアなど)
クレジットカード会社や銀行に連絡し、支払い停止の対応を依頼する
「定期購入」や「サブスク管理」画面で登録状況を確認し、解約処理を行う
Apple・GooglePlayの決済なら、ストアに返金請求を申し立てる
国民生活センター(消費者ホットライン188)に相談する
被害情報をSNSや口コミサイトで共有し、他の人の被害を防ぐ
サブスク詐欺は「無料」や「お試し」を強調し、知らない間に課金させる手口が多いため、利用前に慎重にチェックすることが重要です。
「無料トライアルでもカード情報を入力させるサービス」には特に注意しましょう。