詐欺の見抜き方(よくある手口と注意点)
詐欺の手口は年々巧妙化しており、被害に遭わないためには「詐欺の特徴を知ること」「疑う習慣を持つこと」が重要です。 ここでは、詐欺を見抜くためのよくある手口と注意点を紹介します。
1.詐欺のよくある手口と見抜き方
①急かされる(時間を与えない)
■手口
「すぐに決断しないと大きな損をする!」
「今なら特別に○○円割引!」
「今日中に振り込まないと間に合いません!」
■見抜き方・注意点
本当に緊急か確認する(公式サイトや公的機関に問い合わせる)
詐欺師は考える時間を与えないので、あえて時間を置いて判断する
②お金や個人情報を要求する
■手口
「銀行口座や暗証番号を教えてください」
「クレジットカード情報を入力してください」
「今すぐ電子マネーを買ってコードを送ってください」
■見抜き方・注意点
公的機関や銀行が「個人情報」を電話やメールで聞くことは絶対にない
電子マネーや仮想通貨の送金を要求されたら100%詐欺
③「必ず儲かる」「元本保証」などの甘い言葉
■手口
「この投資は絶対に儲かる!」
「何もしなくても利益が出る!」
「元本保証なのでリスクゼロ!」
■見抜き方・注意点
投資に「絶対」はない(金融庁も「元本保証」の投資話は詐欺と警告)
過去の実績や運営者の情報を徹底的に調べる
④公式っぽい偽サイトや偽メール
■手口
「銀行のセキュリティ確認が必要です(偽メール)」
「クレジットカードが不正利用されました(偽SMS)」
「未払いの請求があります。支払いはこちら(偽サイト)」
■見抜き方・注意点
メールのリンクはクリックせず、公式サイトから確認する
送信元のアドレスが「@gmail.com」「@yahoo.com」などのフリーメールなら詐欺
⑤知人や家族を装うなりすまし詐欺
■手口
「スマホが壊れてLINEのアカウントが変わった。振り込んでほしい」
「お金を立て替えてくれない?」
「助けて!今すぐ振り込んで!」
■見抜き方・注意点
本人に直接電話をかけて確認する(詐欺師は「電話できない」と言う)
急な金銭要求は、一度疑ってから対応する
⑥感情を揺さぶる(恐怖・同情・興奮)
■手口
「今すぐ振り込まないと裁判になります!」(恐怖)
「被災地の子供たちを助けてください」(同情)
「あなたが当選しました!」(興奮)
■見抜き方・注意点
恐怖や焦りを感じたら、一度冷静になる(公的機関に確認する)
募金や支援は、信頼できる団体の公式サイトから行う
⑦知らない人・企業からの勧誘や当選通知
■手口
「○○が当選しました!詳細はこちら」
「あなたに特別な投資のチャンスがあります」
「過去に登録したサービスの未払いがある」
■見抜き方・注意点
応募した記憶のない懸賞や宝くじの当選は100%詐欺
知らない会社からの連絡はすべて疑う(検索して口コミを確認)
2.詐欺を防ぐための基本ルール
■知らない人・企業の連絡は無視する
■「今すぐ決断しないとダメ」と言われたら一度冷静になる
■家族や信頼できる人に相談する(詐欺師は「誰にも言わないで」と言う)
■公的機関・銀行・警察が「ATMで振り込め」「電子マネーを買え」と言うことはない
■メールやSMSのリンクはクリックせず、公式サイトから確認する
■投資話は金融庁の登録業者かどうか確認する(未登録なら違法)
3.もし詐欺に遭ったら?
①すぐに警察に通報(110番)
詐欺の被害に遭ったら、警察に被害届を出す
口座やクレジットカードの悪用を防ぐため、金融機関にも連絡
②消費者ホットライン(188)に相談
消費者センターが詐欺被害の相談を受け付けている
契約の取り消しや返金のアドバイスがもらえる
③クレジットカード会社・銀行に連絡
詐欺での決済があった場合、支払い停止の手続きをする
銀行振込の場合は、金融機関に相談して口座凍結を試みる
④SNSやネットで注意喚起をする
詐欺の手口を広め、他の人が騙されるのを防ぐ
詐欺業者の情報を共有し、同じ被害者を探す
4.まとめ:詐欺を見抜く6つのポイント
急かされる→一旦冷静になる
個人情報やお金を要求される→絶対に渡さない
「絶対に儲かる」「元本保証」→100%詐欺
公式っぽいメールやサイト→公式HPで確認する
家族や知人を装った連絡→本人に直接確認する
感情を揺さぶられたら→すぐに判断せず、誰かに相談する
詐欺師は、「焦らせる」「不安にさせる」「お得感を出す」ことで騙そうとします。
「疑う習慣」を持ち、冷静に判断することが最大の防御策です!
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