目次
情報商材詐欺(「成功ノウハウ」などの詐欺商材販売)の手口と対処法
1.情報商材詐欺とは?
情報商材詐欺とは、「誰でも成功できる」「絶対に儲かる」などと宣伝し、実際には価値のない情報を高額で販売する詐欺のことです。
「副業」「投資」「ビジネス成功法」などの分野で特に多く、SNS広告やLINE勧誘が主な手口です。
2.情報商材詐欺の主な手口
①「誰でも簡単に稼げる」と宣伝する
「スマホ1台で簡単に月収100万円」
「1日10分の作業で脱サラ可能」
「初心者でもすぐに成功できる」
→実際には、内容が抽象的で役に立たない。
②高額な「成功ノウハウ」を販売する
「成功者だけが知る特別な方法」
「億万長者が使う秘密の投資法」
「高額でも価値がある」と煽り、10万円以上の情報商材を売る
→実際には、無料で手に入る情報や、具体性のない内容ばかり。
③有料セミナーや追加教材を勧める
「基本ノウハウは10万円、さらに成功するには上級編(50万円)が必要」
「個別指導すれば確実に成功する」と高額なコンサル契約を迫る
→実際には、何も稼げず借金だけが残るケースが多い。
④成功者の演出をする
SNSで高級車や豪華なホテルの写真を投稿
「このビジネスのおかげで自由な生活を手に入れた」
「生徒たちもみんな成功している」と口コミを偽造
→実際には、レンタルした車やホテルを使い、成功者を装っている。
⑤成功事例をねつ造する
「このノウハウで1ヶ月で100万円稼ぎました!」と証言を載せる
実際には架空の人物や、関係者が書いた嘘のレビュー
→被害者が騙されやすいように、口コミや体験談を捏造している。
3.情報商材詐欺の見抜き方
・「誰でも簡単に成功」「リスクゼロ」「100%稼げる」と言われたら詐欺
・販売者の実績が不明、証拠がなく「成功事例」だけを強調するものは危険
・「今だけ特別価格」「残り◯名」などと急かしてくる場合は詐欺の可能性大
・会社の住所や運営者情報が不明、連絡先がGmailやLINEだけなら要注意
・Google検索で「商材名+詐欺」「販売者名+評判」と調べ、被害報告を確認
・成功者の写真や投稿を画像検索し、他のサイトでも使われていないか調べる
4.事前にできる対策
情報商材を買う前に、無料で得られる情報と比較する(YouTubeや本の方が信頼性が高い)
販売者の実績や評判を調べ、過去に詐欺疑惑がないかチェックする
高額な商材は絶対に即決せず、冷静に判断する
クレジットカードの分割払いを勧められたら要注意(詐欺業者がよく使う手口)
購入前に家族や信頼できる人に相談する
5.もし情報商材詐欺に遭ったら
すぐに警察(110番)や消費者ホットライン(188)に相談する
クレジットカード会社に連絡し、支払いの取り消しができるか確認する
販売者に「特定商取引法」に基づく返金請求をする(ただし詐欺業者は逃げる可能性が高い)
SNSやネットで被害情報を共有し、他の人が騙されるのを防ぐ
結論:情報商材詐欺には絶対に関わらない
「楽して稼げる」「絶対成功」「初心者でも簡単」はすべて詐欺
本当に価値のある情報は、無料または安価な本や公式教材で得られる
詐欺商材を買ってしまうと、追加料金やさらなる詐欺のターゲットにされる可能性が高い
「甘い話には必ず裏がある」ことを忘れず、慎重に判断しましょう。