よく眠れない時
布団に入ってもなかなか眠れない、夜中に何度も目が覚める、朝起きたときに疲れが取れていない…。
「よく眠れない」という悩みは、誰もが一度は経験する体の困りごとです。
このページでは、不眠の原因やタイプ、自宅でできる対処法、受診の目安などを紹介します。
不眠の主なタイプ
1. 入眠困難
- 布団に入っても30分〜1時間以上眠れない
2. 中途覚醒
- 眠っても夜中に何度も目が覚める
3. 早朝覚醒
- 朝早く目が覚めて、その後眠れない
4. 熟眠障害
- 一応寝ているのに熟睡感がなく、疲れが取れない
※これらは単独で現れることもあれば、複数が組み合わさることもあります。
考えられる原因
- ストレスや悩み事(仕事・家庭・人間関係など)
- 生活リズムの乱れ(就寝・起床時間の不規則、夜更かし)
- カフェイン・アルコールの摂取(寝る前の飲み物・嗜好品)
- スマホ・PCの使用(ブルーライトが睡眠を妨げる)
- 病気や薬の影響(うつ病、更年期障害、服用中の薬など)
自宅でできる対策
1. 毎日同じ時間に寝起きする
→ 体内時計を整えることで、眠りの質が改善されやすい
2. 寝る前1時間はリラックスタイムに
→ 強い光(スマホ・テレビ)を避けて、読書や音楽など静かな時間を
3. カフェイン・アルコールを控える
→ 特に午後以降のコーヒー・お茶・お酒には注意
4. 軽い運動や入浴を取り入れる
→ 寝る2~3時間前の軽い運動や入浴が、自然な眠気を促す
5. 昼寝は短めに(15〜30分)
→ 長すぎる昼寝は夜の眠りを妨げることがあります
市販薬やサプリは使っていい?
- 睡眠改善薬(ドリエルなど)
→ 一時的な不眠には有効だが、継続使用は避ける
- サプリメント(グリシン、GABA、メラトニンなど)
→ 効果には個人差あり。過信せず生活改善と併用を
※長期間続く場合は自己判断で市販薬を使い続けず、専門医へ。
受診の目安
- 不眠が2週間以上続いている
- 日中の眠気・集中力低下で生活に支障が出ている
- 抑うつ気分や不安感、食欲不振などもある
- 眠れないことに強いストレスや不安を感じている
※心療内科、精神科、または睡眠外来のある内科などが相談先になります。
まとめ
「よく眠れない」という状態は、心や体のバランスが崩れているサインかもしれません。
まずは生活リズムや習慣を見直し、それでも改善しない場合は医療機関に相談を。
ぐっすり眠ることは、毎日の健康の土台です。自分に合った方法で、少しずつ整えていきましょう。
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