副業詐欺(簡単に稼げると偽り高額な登録料を請求)の手口と対処法
1. 副業詐欺とは
副業詐欺とは、「スマホだけで簡単に稼げる」「1日数分で月収○○万円」 などと偽り、登録料や初期費用を騙し取る詐欺です。
特に、SNS広告やLINE勧誘で被害が増えており、実際には稼げない仕組みであることがほとんどです。
2. 副業詐欺の主な手口
① 高額な登録料・初期費用を請求する
「1日数分の作業で10万円以上稼げる」と宣伝
「今なら特別価格で○万円の講座が受けられる」と勧誘
「稼ぐためにはツールの購入が必須」と高額なソフトを売りつける
→ 実際には、登録後に「追加料金が必要」と言われ、稼げないまま損失が膨らむ。
② LINE・SNSでの勧誘
InstagramやTwitterのDMで「簡単に稼げる副業を紹介」とメッセージが届く
LINEに誘導され、特定のグループに招待される
「このグループだけの特別情報」「限定副業」などと煽られる
→ 実際には、詐欺グループの一員が「私も稼げました!」と演出し、信用させる手口。
③ ネットワークビジネス・情報商材詐欺
「この副業で成功した」と言い、高額なノウハウ教材を販売
「この教材を転売すれば稼げる」と言われ、さらに勧誘させられる
実際には、転売相手がいないため、初期費用を回収できず損をする
→ 典型的なねずみ講型の詐欺。新規会員を勧誘しないと利益が出ない仕組み。
④ 偽の仕事依頼詐欺(ギフトカード詐欺)
「SNSのいいねを押すだけで報酬がもらえる」
「レビューを書く簡単な作業で収入になる」
途中で「保証金が必要」と言われ、Amazonギフトカードや電子マネーの購入を要求される
→ 実際には、保証金を払うと連絡が途絶え、報酬も支払われない。
3. 副業詐欺の見抜き方
「簡単に稼げる」「リスクゼロ」「誰でも成功」などの宣伝は詐欺を疑う
登録前に「初期費用がかかる」と言われたら注意(正規の副業では初期費用は不要)
SNSやLINEでの勧誘は基本的に詐欺と考える
「成功者の声」「体験談」が不自然に好評ばかりなら詐欺の可能性大
公式サイトがない、副業の運営会社情報が不明確なら危険
仕事の内容が説明されず、登録や支払いを急かされたら要注意
4. 事前にできる対策
「副業 詐欺」「サービス名+口コミ」などで検索し、実態を調べる
会社の所在地・運営者情報を確認し、不明なら避ける
LINEやSNSでの勧誘は無視し、ブロックする
「簡単に稼げる」「ノーリスク」な副業話には乗らない
銀行振込や電子マネーでの支払いを求められたら絶対に払わない
本物の副業(クラウドワークス、ランサーズなど)を利用する
5. もし副業詐欺に遭ったら
すぐに警察(110番)や消費者ホットライン(188)に相談する
支払いをした場合、クレジットカード会社や銀行に連絡し、決済の停止を試みる
詐欺業者のLINEやSNSアカウントを通報し、拡散を防ぐ
被害者の情報をSNSや掲示板で共有し、他の人が騙されないよう注意喚起する
副業詐欺は「短期間で楽に稼げる」「誰でも簡単」「初期費用がかかる」といった甘い言葉でターゲットを騙します。
簡単に儲かる仕事は存在しない ため、怪しい副業話には慎重になりましょう。
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