言葉もやわらかくて、 態度もていねいで、 気づかいもしてくれる。
それなのに、 なぜか心のどこかがざわついてしまう。
「この人、ほんとに私のこと見てるのかな」
そんな違和感を抱えているなら、 あなたの直感は、なにかを感じとっているのかもしれません。
優しくされているのに不安になる自分に、 罪悪感をもってしまうことがあります。
「こんなにしてくれてるのに」
「私が疑いすぎなのかも」
でもそれは、 自分の心を押さえつける方向に向かっていませんか?
違和感のある優しさは、 あなたの本音とのズレを教えてくれているのかもしれません。
気分がいい時だけやさしい。
困っている時に距離をとられる。
大事な話をはぐらかされる。
もしそんな面があるなら、 それはやさしさではなく「操作」かもしれません。
本物のやさしさは、 あなたが安心して自分でいられる場所をつくってくれるものです。
なぜ信じられないのか。
過去の経験から? どこか話に一貫性がないから? 相手の行動と気持ちが一致していないから?
「信じたいけど信じられない」気持ちの中に、 あなた自身を守るためのヒントが隠れています。
無理に信じようとする必要はありません。
信用は、 「この人といても大丈夫」と 少しずつ心が感じることで育つものです。
「信じる」ことよりも、 「今の私はどう感じてる?」と問いかけることが もっと大切な時もあるのです。
一見やさしい関係の中で、 あなた自身の感情が置いてきぼりになっていないか ふりかえってみてください。
相手がどうか、ではなく あなたがその関係で笑えているかが なにより大切な基準です。
【精神科医が教える】「優しい人だね」という評価に隠された“裏の意味”:ダイヤモンド・オンライン