一緒にいるのに、 ふと気がつくと、 肌と肌がふれなくなっている。
それはたった一度のすれ違いかもしれません。
でもそのまま、 何も言えないまま月日が流れていくと、 心も、距離をとりはじめることがあります。
セックスレスについて話すのは、 勇気がいります。
「重いと思われたくない」 「相手を傷つけたくない」 「そんなこと言う自分が恥ずかしい」
いろんな思いがからまって、 気持ちをしまいこむしかなくなることがあります。
でも、ふれあいたいという気持ちは、 けっしてわがままではありません。
会話が減った。
視線を交わすことが少なくなった。
手をつなぐことがなくなった。
それは、セックスの有無とは別に、 「こころのふれあい」が減っているサインです。
だからこそ、 話すこと・ふれること・見つめ合うことを 少しずつでも取り戻していくことが大切です。
セックスレスには、 いろんな理由があります。
体の変化 心の疲れ 忙しさやストレス
あなたにも、相手にも、 それぞれの事情があることを まず、認めてあげてください。
そして、 そのうえで「これからどうしたいか」 を考えていくことが大切です。
「もうそれほど求めていないのかもしれない」
そう思い込もうとする時、 実は心のどこかで 「ほんとはさみしい」と泣いていることがあります。
無理に受け入れたり、 がまんを続けたりすると、 関係はゆっくりと壊れていってしまいます。
セックスレスは、 関係の終わりではありません。
関係を見直すための、入り口です。
うまく話せなくても、 正直な気持ちを 少しずつ伝えることからはじめてください。
あなたが大切にされていい人であることを、 あなた自身が、忘れないでいてください。
セックスレス夫婦。【体の距離】は遠くても【心の距離】は縮められるか