会いたくて会ったわけじゃない。
好きでもないのに、 気がつけば、誰かのそばにいた。
終わったあとでふと、 「どうしてこんなことをしたんだろう」と 自分を責めてしまう。
そんな夜が、何度か続いているのなら、 あなたの心が、本当の「安心」を求めている証拠かもしれません。
人とつながりたくなるのは、 自然で健やかな感情です。
けれど、 その気持ちがあまりにも大きくなりすぎると、 とりあえず誰かで満たそうとしてしまう。
その場しのぎの安心感の代償として、 深いさみしさが増してしまうこともあります。
あなたが本当に欲しかったのは、 身体ではなく、 心に寄り添ってくれる存在ではありませんか?
一緒に笑って、 話を聞いてくれて、 ふとした時に思い出してくれるような人。
それを欲しがることは、わがままではありません。
その時のあなたは、 必死で自分を守ろうとしていただけです。
孤独から逃げたくて。
誰かのぬくもりで、 しばらくでも自分を保ちたくて。
それを「間違いだった」と思うのではなく、 「苦しかったんだな」と受けとめてください。
その場かぎりの関係がくれるものは、 一時のやすらぎかもしれません。
けれど、 あなたが望んでいるのは もっと深くて、やさしくて、 時間をかけて育つような絆ではないですか?
それは、 急いで手に入れるものではなく、 自分を大切にしながら待てるものです。
「また同じことをしてしまうかもしれない」
そう思ってもいい。
でも、次にそうなりそうな時、 少し立ち止まって、深呼吸してみてください。
誰かに抱かれるよりも先に、 自分自身を受け入れて、 心にふれることから始めてみてください。
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