{{tag>病院受診 判断の目安 応急処置 体調不良 自己判断 緊急性 初期対応 健康相談 医療機関 不安}} ====== 病院に行くか迷う時 ====== 「ちょっと体調が悪いけど、このくらいで病院に行っていいのかな?」 「様子を見たほうがいい?それとも早めに診てもらうべき?」 そんなふうに迷うことは、誰にでもあることです。 ここでは、病院に行くかどうかを判断する目安と、受診の際に役立つポイントを紹介します。 ===== すぐに病院に行くべきサイン ===== 以下のような症状がある場合は、**ためらわず医療機関を受診**することをおすすめします。 - 38.5℃以上の高熱が数日続く - 激しい腹痛や胸痛 - 意識がもうろうとする、ぼんやりしている - 息苦しさや呼吸が浅い - 手足のしびれ・まひ・言葉が出にくい - 出血が止まらない、けがが深い - 水分がとれず、尿が出ない(脱水の疑い) - 子どもや高齢者の体調急変 特に、**脳・心臓・呼吸器系の異常が疑われる症状**は、命に関わることがあるため早急な受診が必要です。 ===== 受診を「迷う時」の考え方 ===== 次のような場合は、「すぐ受診」か「少し様子を見る」かを判断する材料になります。 ^症状 ^軽い例 ^重い例(受診推奨) | | **頭痛 ** | 疲れや寝不足によるもの | 突然の激しい痛み、ろれつが回らない | | **腹痛 ** | ガスや便秘による鈍い痛み | 強い痛みが続く、吐き気や発熱を伴う | | **風邪のような症状** | 微熱・のどの痛み・軽い咳 | 高熱、息苦しさ、咳が止まらない | | **めまい・ふらつき ** | 立ちくらみ程度、短時間でおさまる | 繰り返す・意識が遠のく感じがある | | **発疹 ** | かゆみが軽い・広がらない | 急に広がる、発熱を伴う、痛みがある | ===== 自宅で様子を見る場合のポイント ===== **1. 症状の経過をメモする** - 発熱の時間、痛みの強さ、食欲の有無などを記録しておくと、後の受診時に役立ちます。 **2. 水分と栄養をとる** - 無理のない範囲で、しっかり休息・水分補給を心がけましょう。 **3. 市販薬の使用は短期間にとどめる** - 一時的な対処には有効ですが、長引くようなら必ず専門医に相談を。 ===== 迷ったときの相談先 ===== どうしても判断がつかない場合は、以下の相談窓口を利用してみましょう: - **#7119(救急安心センター)**  地域によっては24時間、看護師や医師に相談できます。 - **かかりつけ医・薬局に相談**  普段の体調を知っているかかりつけ医がいれば、判断の参考になります。 - **地域の健康相談窓口(保健所など)**  公的な健康相談の場も活用しましょう。 ===== まとめ ===== 「病院に行くかどうか迷う」というのは、ごく自然な感情です。 大切なのは、「いつもと違う」「長引く」「不安が強い」場合には、 **早めに専門家の判断を仰ぐ**という姿勢です。 「念のため受診しておいてよかった」と思える選択が、あなたの健康を守ります。 ---