======失業後の健康保険の切り替えについて====== {{tag>失業 健康保険 仕事 会社 健康保険 任意継続 退職 国民健康保険 市区町村 住民票 収入 家族 扶養 任意継続保険 健康保険組合 保険料 退職証明書 健康保険資格喪失証明書 年収130万円 必要書類 所得証明書 配偶者 任意継続 治療費 全額負担 未納}} 仕事を辞めると、会社の健康保険を使えなくなります。 そのため、新しい健康保険に切り替える必要があります。 -------------------- =====選べる健康保険の種類===== 退職後の健康保険は 3つの選択肢 があります。 ^選択肢 ^特徴 ^手続き先 ^保険料の目安| |**① 任意継続** |退職前の会社の健康保険を継続(最長2年) |会社の健康保険組合 |退職時の約2倍| |**② 国民健康保険** |市区町村の保険に加入 |住民票のある市区町村役所 |収入に応じて変動| |**③ 家族の扶養** |配偶者や親の健康保険に入る |家族の勤務先 |保険料なし(条件あり)| -------------------- =====① 任意継続保険(退職前の保険を続ける)===== ・メリット: これまでと同じ健康保険を使える 条件を満たせば、家族もそのまま加入できる ・デメリット: 保険料が高くなる(会社負担がなくなり、全額自己負担になる) 途中でやめることができない ・手続き方法: 退職後20日以内 に会社の健康保険組合へ申請 申請書と必要書類を提出(会社から案内がある) 毎月の保険料を払い続ける -------------------- =====② 国民健康保険(国保)に加入===== ・メリット: 失業後、収入が減ると保険料が軽減される制度がある 任意継続より安くなる場合がある ・デメリット: 家族を扶養する制度がないため、全員分の保険料がかかる ・手続き方法: 退職後14日以内 に市区町村役所で申請 必要書類を提出(退職証明書や健康保険資格喪失証明書など) 保険料の支払い方法を決定 -------------------- =====③ 家族の健康保険に入る(被扶養者になる)===== ・メリット: 保険料の支払いが不要(収入条件あり) 会社の健康保険なので給付が充実していることが多い ・デメリット: 収入が多いと扶養に入れない(年収130万円以上は対象外) 家族の会社の審査があるため、すぐに加入できないこともある ・手続き方法: 配偶者や親の勤務先に相談 必要書類(退職証明書や所得証明書など)を提出 扶養が認められれば、家族の健康保険に加入 -------------------- =====どれを選ぶべきか?===== 退職後の状況によって最適な選択肢が異なります。 ^状況 ^おすすめの健康保険| |すぐに再就職する予定 |家族の健康保険に入る or 任意継続| |保険料をできるだけ安くしたい |家族の健康保険(扶養に入る)| |しばらく無職の予定 |国民健康保険(収入が低い場合、減額制度あり)| |収入が多く、国保の保険料が高い |任意継続(2年間は固定の保険料)| -------------------- =====手続きを忘れるとどうなる?===== 無保険の期間ができてしまう(病院での治療費が全額自己負担) 国民健康保険に遡って加入する必要があり、未納分をまとめて支払うことになる 任意継続は20日以内、国保は14日以内に申請が必要 失業後は できるだけ早く手続きを進める ことが大切です。 -------------------- [[https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat650/|全国健康保険協会:健康保険任意継続制度(退職後の健康保険)について]] [[https://www.city.minato.tokyo.jp/kurashi/hoken/kenkohoken/|港区:国民健康保険 - 東京]] [[https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat710/sb3160/sbb3163/1959-230/|全国健康保険協会:被扶養者とは?]] [[https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat650/r313/|全国健康保険協会:退職後の健康保険について]]