======給与・残業代の未払い対処法====== {{tag>給与 残業代 未払 対処法 会社 給与 残業代 対応 給与明細 労働契約書 メール 書面 証拠 雇用契約書 タイムカード 勤怠記録 業務日報 メール履歴 給与の振込記録 内容証明郵便 送付履歴 請求書 労働基準監督署 労基署 是正勧告 法的手続き 労働審判 裁判 少額訴訟}} 会社が給与や残業代を支払わない場合、正しい手順で対処することが大切です。 以下のステップに沿って、適切な対応を進めましょう。 ---------------- =====1. 会社に確認する===== ・確認すべきポイント: 給与明細・労働契約書の確認 給与の支払日・額が正しく記載されているか 残業代の計算方法が正しいか 会社の担当者(経理・人事)に問い合わせる 「給与が振り込まれていない」「残業代が支払われていない」ことを冷静に伝える 支払いの遅れの理由や期日を確認 → 口頭ではなく、メールや書面で証拠を残すとよい ---------------- =====2. 証拠を集める===== ・必要な証拠: 給与明細・雇用契約書 タイムカード・勤怠記録 業務日報・メール履歴 給与の振込記録(未払いがわかるもの) → 証拠を集めることで、交渉や法的手続きがスムーズになる ---------------- =====3. 内容証明郵便を送る===== ・内容証明郵便とは?: 会社に「未払いの給与・残業代を支払うよう要求する」正式な通知 法的な証拠として残る ・送付の流れ: 請求書を作成 「〇年〇月分の給与〇円が未払い」と具体的に記載 「〇日までに支払いを求める」と期限を設定 郵便局で内容証明郵便として送付 送付履歴が証拠になる ---------------- =====4. 労働基準監督署に相談===== ・相談の流れ: お近くの労働基準監督署(労基署)に相談 「未払い賃金の申告書」を提出 証拠をもとに、労基署が会社に指導 会社が支払わない場合、労基署が「是正勧告」や「立ち入り調査」を行う → 労基署には強制力があるため、効果が期待できる ---------------- =====5. 法的手続きを検討===== (1)労働審判 簡単な裁判のようなもの 3回以内の審理で早期解決を目指す 裁判より費用が安い (2)少額訴訟 60万円以下の未払い賃金に適用 1回の審理で判決が出る 裁判所に訴えることで、強制的に支払いを求められる (3)弁護士や労働組合に相談 未払い額が大きい場合、弁護士に相談すると有利 労働組合に加入し、団体交渉する方法もある ---------------- =====まとめ===== ^ステップ ^やること| |**1. 会社に確認** |給与明細・契約書を確認し、会社に問い合わせる| |**2. 証拠を集める** |タイムカード・振込記録・給与明細を保管| |**3. 内容証明郵便を送る** |会社に正式な支払い請求をする| |**4. 労働基準監督署に相談** |監督署に申告し、会社に指導を求める| |**5. 法的手続き** |労働審判・少額訴訟・弁護士相談| 給与未払いに気づいたら、早めに行動 することが重要です。 証拠をしっかり集め、冷静に対応することが解決への近道です。 ---------------- [[https://roudou-pro.com/columns/236/|残業代の未払いに対する罰則とは?労基違反による懲役・罰金]] [[https://roudou.nishifuna-law.com/roudoushanokata/mibarai_zangyoudai/|未払残業代(時間外労働、休日労働の賃金)を請求したい方へ]] [[https://jsite.mhlw.go.jp/kanagawa-roudoukyoku/madoguchi_annai/zangyoudai.html|厚生労働省神奈川労働局:残業代もらってますか?]]